研究責任者 |
渡来 仁 大阪府立大学, 公立大学法人大阪府立大学生命環境科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本申請では、鶏胚へのワクチネーションを可能にするリポソームキャリアー(卵内接種リポソームワクチン)の確立を目指すために、1羊膜腔液内で80%以上安定な形態を維持できるリポソームの脂質組成を明らかにすること、2卵内接種後、高い免疫誘導能を示す最適なリポソーム粒径について明らかにすることを目標に研究を行った。その結果、いずれの目標も達成することができた。今後は、今回の研究成果を基に、リポソームの粒径の違いによる免疫誘導能について解析し、より高い免疫応答を誘導できる最適なリポソーム粒径ならびに卵内接種リポソームワクチンの最適なアジュバントについて検討し、特許出願を行う。その後、実用化に向けて企業へのアプローチを進める。
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