可視光励起可能な発蛍光型タンパク質標識プローブの開発
研究責任者 |
梅澤 直樹 名古屋市立大学, 薬学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究の目的は、実用的「発蛍光型ヒスタグ標識プローブ」の開発である。筆者が開発した蛍光プローブを可視光励起型に改変すると同時に、機能向上を行ない、実用的な試薬を開発する。達成目標として、1 ヒスタグの位置に左右されずに標識できる、2 細胞イメージングに適した可視光で励起できる、3 ヒスタグとの結合に伴い、20倍以上の蛍光強度変化が起きる、の3点を掲げ、新規蛍光プローブの開発を進めた。その結果、目標1及び2を達成することができたが、目標3の達成には至らなかった。過去に筆者が開発した蛍光プローブ群は全て、ヒスタグの位置により標識効率が大きく異なるという制限をもっていた。今回、目標1の達成に成功したことは大きな進展といえる。また、目標3の達成には至らなかったものの、その達成に向けた基盤となる結果を得た。
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