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非常に効果的で安全な癌免疫治療を可能にする遺伝子導入剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 杉浦 喜久弥  大阪府立大学, 大学院生命環境科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要樹状細胞(DC)を用いた癌免疫治療は、副作用のない安全な治療法である。本研究では、このDC治療の効果をより高めるため、生体内の癌細胞に遺伝子導入できる治療薬の開発を試みた。遺伝子導入剤として、細胞膜との膜融合により、細胞質内への遺伝子を導入するプラス荷電リン脂質で遺伝子を内包したLipoplexに細胞質内へ効率的に遺伝子を送り込むことができるカルボキシル化ポリグリシドールと癌細胞への親和性を高めるtransferrinを結合させたliposomeを付加した人工ベクターを作製した。>20%の導入・発現率を目標として、ベクターの構成成分を変化させ、導入実験を行ったところ、in vitroではほぼ目標を達成できたが、in vivoでは、あまり高い導入・発現率を得られなかった。今後は導入剤の量を増やして検討していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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