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低コスト・高精度を実現する新規等温増幅法による結核菌迅速検出法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 中島 千絵  北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, その他
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では我々が新たに開発した等温遺伝子増幅法の臨床現場における有用性の評価を行った。本法は簡易な恒温器があれば実施が可能であり、簡単な操作で1時間以内に病原体の存在を確認することができる。結核は検査時の菌培養に長期間を要するため迅速簡便な検査法が求められている感染症であるが、本法による喀痰からの結核菌検出成績を従来法である塗抹・PCR法、培養法、LAMP法と比較したところ、これらの方法に匹敵する結果が得られ、臨床応用の可能性が示された。本法は従来法より試薬費が掛からず安価な検査法であるため、結核の蔓延が問題となっている途上国での展開にも有益であると考える。将来的には、結核に限らず熱帯地域で問題となっている各種感染症への応用を目指したい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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