プラチナ使用量を低減した固体高分子形燃料電池の基礎研究
研究責任者 |
田島 大輔 宮崎大学, IR推進機構, 特任助教
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 本研究では、プラチナ均一分散技術を使用した固体高分子形燃料電池(PEFC)の膜電極接合体(MEA)を作製し、その最大出力密度、活性化過電圧等の評価を行った。プラチナ担持率の異なるカーボンを使用した評価においては、プラチナ担持率を10wt%、20wt%、40wt%、60wt%を用い、MEA作製時における最適な電解質混合比を見出すことができた。また、各担持率において、アノード及びカソードの触媒層数を変えたPEFCの評価を行った。その結果、20wt%において、触媒層を3層とすることで最大出力密度929.7mW/cm2を得た。今後は触媒層形成方法に新しいプラチナ均一分散技術を応用する予定である。
|