研究責任者 |
御堂岡 あにせ 広島県立総合技術研究所, 水産海洋技術センター, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 漁獲された海産魚は網擦れ等の外傷により死にやすいため、活魚より鮮魚での流通が一般的で、出荷調整が難しいことが知られている。漁獲魚の延命技術が確立できれば、市場価格の変動に応じた計画的な出荷や規格を揃えた出荷が可能になるため、魚価を高く維持できる。この課題を解決するため、当センターでは低塩分海水を用いた漁獲魚の延命方法について検討し、すでに数種の外傷魚を用いて低塩分海水の飼育により延命効果が得られることを明らかにしている。本研究では瀬戸内海で漁獲される地付き魚の代表種であるメバル、カサゴ、オニオコゼの他に広域に回遊するマダイについても最適な低塩分海水の飼育条件を明確化し、本技術の実用性と汎用性を高める。
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