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複数アンテナ中継器とネットワーク符号化を用いた超高信頼無線データ伝送方式

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岩波 保則  名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要複数アンテナ中継器を持つ自動再送制御のネットワーク伝送により超高信頼性を持つ無線伝送方式を開発した。具体的にはLDPC(Low Density Parity Check)符号化MIMO OFDM方式を用いたARQ(Automatic Repeat reQuest)リレー伝送方式を提案した。符号化率の自由度の高さや繰り返し復号による高い誤り訂正能力を持つLDPC符号は任意の拡大ガロア体上での構成が可能であり、一般に用いられるBinary LDPC符号に対してPER(パケット誤り率)特性が良くなることが知られている。また、LDPC符号化された符号語から適切に符号をpunctureすることで、同じ復号器を用いて符号化率を可変にして復号ができるRate-Compatible- Punctured(RCP) LDPC符号方式がある。このRCP LDPC符号はARQ方式に適した誤り訂正符号である。本研究では、NB(Non Binary) RCP LDPC符号を、MIMO-OFDM変調を用いたType II Hybrid-ARQ(HARQ)方式に適用し、さらにDecode and Forward(DF)を用いたリレー伝送と組み合わせた。この結果、スループット特性及び平均再送回数特性が大きく改善されることを計算機シミュレーションで示し、高速で超高信頼なリレー無線伝送方式を提案した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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