研究責任者 |
竹下 隆晴 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 放射状になっている日本の電力配電系統において、最近、太陽光発電などの分散電源の大量導入により、電圧が上昇する問題が引き起こっている。電圧変動の抑制と配電線路の損失を低減するために、ループ配電系統が検討されている。本研究では、ループ配電系統のループコントローラの小型・低損失化のために、マトリクスコンバータを用いた回路構成とその制御法を構築する。提案回路構成による、配電系統の送電損失最小化を実現するループコントローラの制御法を明かにする。特に、マトリックスコンバータの損失低減のために、スイッチング回数を従来の半分に低減する方式を明らかにしている。ループ制御特性をシミュレーションと試作システムを用いた実験で確認している。
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