高糖含量ウリ科果実を生産するためのシュートヒーティングの最適条件の探索
研究責任者 |
加納 恭卓 石川県立大学, 生物資源環境学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | スイカ・メロンのスクロース含量を早期により大きくするためのシュートヒーテイング(枝加温)の 1最適処理温度、2最適処理期間を明確にしようとした。処理期間は収穫期までの連続加温が最適であることが明らかになっているので、装着個数について検討した。メロンでは、27°Cと32°Cに設定したシュートヒータを着果枝に装着し加温したところ、開花49日目のスクロース含量は27°C区では無加温区の1.4倍増となった。次に、27°Cのシュートヒータを着果枝だけに装着した区および着果枝と主枝の2カ所の区を設け加温したところ、開花49日目のスクロース含量は1個区で無加温区の1.4倍増の含量となった。スイカでは、32°Cのシュートヒータを着果節位の直下の主枝に1カ所と直下と着果節位の直上の主枝の2カ所の区を設け加温したところ、開花35日目のスクロース含量は1個区では無加温区の2倍となった。シュートヒータの装着場所、それに伴う加温温度についてさらに調査する必要がある。
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