研究責任者 |
横山 貴広 岐阜県セラミックス研究所, 研究開発部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 一般的に、作業改善を行うには高度な分析技術と長期間の技術教育が必要である。そのため、中小製造業は反復継続作業の作業改善を主に経験に依存し、客観的な視点で実施することが困難である。本研究は中小製造業の作業改善ツールの開発を目的として、動作分析に関するシステム化を検討した。研究開発を実施した結果、作業の状態を把握するデータの収集段階で、視覚センサを利用した人の動作と工具やワークのマーキング検出は作業環境に大きく依存し、現時点で安定的なデータが得られることが難しく、さらに動作の分類と標準作業時間の算出はさらなる検討が必要であることがわかった。今後、動作データの収集に関する作業環境条件の最適化と、動作の分類のマクロ化や標準作業時間算出の簡易化をさらに検討する予定である。
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