ポリフェノールを主成分とした魚類飼育水の消毒用添加剤の開発
研究責任者 |
冲中 泰 広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 9種ポリフェノールを供試し、飼育水中のウイルスを減少させかつ魚への毒性の少ない(セーフティーマージンの大きい)ものを選抜することを目標とした。抗ウイルス効果は、飼育水中に添加したウイルスの減少率で評価した。その結果、最もセーフティーマージンの大きいポリフェノールはgallic acid(没食子酸)で、メダカへの害の無い0.001%処理濃度においてもウイルス力価をコントロールの1/260にまで低下させた。Gallic acidのセーフティーマージン指数SM-2>1であり、当初の目標を達成することができた。今後は、gallic acidがメダカ以外の養殖魚にも低毒性かを確認すると同時に、実際の養殖現場でウイルス病をどの程度軽減させられるかのパイロット実験が期待される。
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