血中抗ミューラー管ホルモンによる家畜の適正な卵巣機能評価法の開発
研究責任者 |
北原 豪 宮崎大学, 農学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本課題は、抗ミューラー管ホルモン(AMH)をバイオマーカーとする家畜の適正な卵巣機能の評価法を確立し、畜産現場への普及に繋げることを目標とする。牛の顆粒膜細胞腫(n=8)の血中AMH濃度は、正常な発情周期を営む経産牛より有意に高く、診断への有用性が示唆された。過剰排卵処置および胚回収(n=26)を行い、過剰排卵処置後人工授精(AI)時の血中AMH濃度は処置開始直前および胚回収時より有意に高く、大変強い有意な正の相関関係がみられたが、胚回収時の黄体数や回収した胚の総数との間に有意な相関関係がみられなかった。本課題の結果からAMHが卵巣機能評価法におけるバイオマーカーとしての可能性を示唆したことから、今後さらに追試を行い汎用性について精査する。
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