研究責任者 |
相田 卓 東北大学, 大学院環境科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 【目標】 本研究の目標は有機酸の選択的回収に向けた最適条件の解明である。そこで有機酸の合計収率50%以上、特定有機酸の収率を20%以上の二つの数値目標を立て探索を行った。 【達成度】 有機酸の合計収率は最大46%、特定の有機酸として乳酸収率22%の生成に成功し、おおよそ数値目標を達成した。 【今後の展開】 さらなる収率の向上にはガス化の抑制、選択的分解反応の促進が必要である。今後、本課題に対し、固体触媒、部分酸化の適応を検討していきたい。本技術は海藻の化学原料化のみならず、藻類の脂質抽出後の残渣の有効利用技術としてきわめて高い汎用性を有する。今後、実サンプルを用いた技術開発が急務である。
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