耐震形伸縮可撓・離脱防止機能付き大口径管路用継手の開発
研究責任者 |
野田 茂 香川大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 3つの目標(管体・継手の復元力特性の解明、異形管を含む配水管網の耐震安全照査、従来技術との対比による新製品の効果解明)はいずれも達成することができた。各種の性能試験によって力学特性(変位-力、回転角-モーメントの関係)が明らかになるとともに、4cmの伸縮量と±5度の可撓角を満たす継手構造が求められた。修正伝達マトリックス法の適用により、地震波動ならびに地盤変状を伴う異形管の応答挙動が正確に算出できることがわかった。従来技術の継手挙動と比較した結果、継手に要求される耐震性能が明確化され、新たな耐震継手と本解析法の優位性が実証された。技術移転の可能性はあるが、新製品開拓に向け、さらに複雑な配水管網への適応性を検証する必要がある。
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