研究責任者 |
小川 一英 福島県立医科大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 合成DNAマイクロアレイシステムで得られる白血病の予後にかかわる可能性のある遺伝子の中から予後予測あるいは再発の早期予知を可能にする遺伝子(いわゆる腫瘍マーカー)を同定することを目標とする。症例を積み重ねクラスター解析を繰り返したところ68遺伝子が白血病の予後に関係する可能性が高いことが判明した。この中で予後不良症例で強く発現している遺伝子は腫瘍マーカーして活用できる可能性がある。そこで臨床転帰がすでに明らかになっている急性骨髄性白血病症例の初発時の骨髄クロットから得られたパラフィン標本で対応する抗体による免疫染色を多数例で行い、発現レベルと予後を突き合わせることで腫瘍マーカーとして有用な遺伝子を選定する。
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