汎用型Brain-Machine Interfaceによるライフサポートシステムの試作
研究責任者 |
田中 一男 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 汎用型Brain-Machine Interfaceを構築し、これを利用したライフサポートシステムの試作を行った。開発したシステムは携帯可能であるため、車椅子に限らず、様々な機器(ロボット群)への接続が可能となり、しかも、使用者に合わせてカスタマイズ可能な機能を付加することで、ある程度実用性を意識したシステム構築に成功した。また、生体特性フィルタや体動感知センサを導入し、さらには、独自に開発した脳波マップを用いた活動部位の特定などを行うことで、脳波計測時のアーチファクト、個人差、さらには、同一被験者で日々の脳波の違いにも対応できるロバストなシステム構築を実現した。加えて、使用者に合わせて脳波信号前処理及び判別法をカスタマイズすることで、実験タスク成功率を向上させることに成功した。車椅子以外の生活支援ロボットへの適用も試み、その汎用性の評価も行った。今後は、より高精度で操作可能なシステムを構築し、シームレスで汎用的なシステム構築を目指す。
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