室温で機能する高効率新規キセノン(Xe)吸着・分離剤の開発
研究責任者 |
黒田 泰重 岡山大学, 自然科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 大気中に0.086 ppmしか存在しないXeは希少で高価なガスである。近年、Xeの利用は電球封入ガス、X線CTの造影剤、麻酔、半導体製造プロセス、イオンエンジンの燃料など多岐に渡り、確実にXeへのニーズが高まっている。Xeの工業的な調製手段としては、原料の液体酸素からXeを濃縮・精製する方法が用いられているが、液体酸素中にはXeの他にKr、Ar、炭化水素、フッ化物が共存するため、それらの中からXeのみを再分離する必要がある。分離コスト削減のために、多段階の濃縮・精製工程の簡素化が望まれている。本研究では、この問題点を克服可能なXe吸着剤を開発し、新規なXe濃縮・精製プロセスへの提供をめざした。
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