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アミロイドβ産生の中間産物APP-C99をターゲットとしたアルツハイマー病の治療法開発と創薬研究

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 西村 正樹  滋賀医科大学, センター(学内共同施設等), 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要アルツハイマー病の原因ペプチドAβの産生を抑制する新たなアプローチを検討した。独自に同定したタンパク質ACDPはAβの基質APP-C99の分解を促進しAβ産生を抑制する。この活性をもとにしたAD治療の可能性を探究した。得られた知見は、(a)分泌型ACDPの全長がAβ産生抑制活性に必要である、(b)ACDPはNotchからのNICD産生を阻害しない、(c)ACDPトランスジェニック・マウスの脳内Aβレベルは有意に減少している、(d)髄液中ACDPとAβのレベルはほぼ同調して増減する、(e)ACDPはTGF-β刺激により翻訳誘導を受けるなどであり、ACDP活性の治療への有効性が明らかになった。ACDP活性を促進する化合物のスクリーニングは、アッセイ系を改善する必要が生じ、リード化合物の同定まで到らなかった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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