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サブ波長構造紫外光用トゥルーゼロオーダー波長板の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 藤井 稔  神戸大学, 工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要光の偏光を制御する波長板には3種類のデザインがあり、その中で最も高性能なものがトゥルーゼロオーダー波長板である。しかしながら波長400nm以下では、レーザー耐性の高い無機材料を用いてトゥルーゼロオーダー波長板を製造することが困難であり、この波長領域では性能の劣るコンパウンドゼロオーダー波長板が用いられている。本研究は、10~20nm程度の細孔を有するポーラスシリカ薄膜のマクロな構造異方性を精密に制御することにより、300nm以下の波長に対応するトゥルーゼロオーダー波長板を実現し、その特性を評価することを目的としている。研究の結果、波長250nm付近用のトゥルーゼロオーダー波長板の作製に成功した。また、位相差シフトの温度依存性や入射角度依存性を評価し、既存のコンパウンドゼロオーダー波長板に比べて高性能であることを確認した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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