ハイエンドプロセッサ向けハッシュ関数の構成法に関する研究
研究責任者 |
桑門 秀典 神戸大学, 工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | ハッシュ関数は電子データの完全性・真正性を保証するために必要な技術であり、近年の電子データのサイズの急激な増加に伴い、高速なハッシュ関数が求められている。本研究開発では、最近のハイエンドプロセッサの機能を活用することにより、従来のハッシュ関数よりも高速に処理できるハッシュ関数の開発を目指し、暗号処理命令を利用した double-block MMO 型のハッシュ関数と複数の演算コアを利用した multilane hashing mode のハッシュ関数を開発し、それらの処理速度の評価及び安全性の理論的解析を行った。その結果、処理速度が大幅に向上していることと従来のハッシュ関数と同程度の安全性を達成できることを確認した。
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