漢方薬の主原料「カンゾウ」の機能性化合物高含個体安定供給を可能とするストロン培養法の開発
研究責任者 |
高上馬 希重 北海道医療大学, 薬学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 薬用植物カンゾウの主薬用成分グリチルリチンの含有率が高い選抜植物体の大量供給には、栽培期間を飛躍的に短縮することができる植物組織培養によるクローン増殖苗の生産が必要である。高グリチルリチン含有体のクローン増殖は非常に困難であり、再生クローン植物体の作成はこれまで不可能であった。本研究により、わずか6ヶ月間で再生クローン植物体を作成する技術の開発に成功した。さらに再生植物体においてグリチルリチンが産生されることを確認した。本研究成果をもとにして、漢方薬原料である「甘草(カンゾウ)」の優良品種生産の実用化が今後期待される。
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