フレキシブル基板に利用できる塗布型有機半導体の研究開発
研究責任者 |
小野 克彦 名古屋工業大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 携帯電話や電子書籍などのモバイル製品用途に向けて、フレキシブル基板上に半導体デバイスを作製する技術が必要とされている。本研究では、溶液プロセスで製膜可能な有機半導体の新たな分子モデルを発見した。このモデルでは、可溶性の非平面分子から難溶性の平面π共役系が変換率100%で生成した。本研究では、1塗布条件、2変換反応、3トランジスタ基板上での変換反応を調べ、1と2の調査を完了した。2では、膜質劣化の問題が生じたものの、対策を検討してこれを解決した。3の課題は研究期間内に完了できなかったが、学内研究者と共同で調査を実施している。今後は、3の調査を完了したあとで、企業との共同研究を念頭においた材料開発へ展開する。
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