新規高感度蛍光イメージングのための細胞培養プラズモニックチップの創製
研究責任者 |
田和 圭子 独立行政法人産業技術総合研究所, 健康工学研究部門, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 提案者はこれまで、カバーガラスの代わりにプラズモニックチップを用い、タンパク質アレイや細胞の蛍光顕微鏡観察で、10倍~100倍明るい蛍光像を示してきた。しかし、銀で成膜されたプラズモニックチップは耐久性に問題があったため、本研究では、1オンチップで細胞培養ができるような耐久性をもち、2100倍の対物レンズで高S/Nで蛍光観察できる細胞培養ディッシュに代わるプラズモニックチップを作製することを課題とした。研究の成果として、チップの成膜プロセスの改善などにより、10日間の細胞培養が可能となった。また、培養した神経細胞で、空間分解能が2倍以上で、10倍以上明るい蛍光像を取得することができた。
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