超伝導体における縦磁界効果を用いた高効率大電力超伝導ケーブル実現のための技術開発
研究責任者 |
木内 勝 九州工業大学, 電子情報工学研究院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究開発では、RE123超伝導コート線材の通電電流の方向と同方向に外部磁界Bを加える"縦磁界下"での臨界電流密度を測定し、その特性評価を行い、今後の機器応用への可能性を調べた。縦磁界下での臨界電流密度は、金属超伝導体で知られたような印加磁界の増加に対する臨界電流密度の増加は示さないが、機器設計で重要な特性となる線材の広い面に対して垂直磁界下での特性"垂直磁界下"に比べて4倍程度の増加が確認でき、応用機器での縦磁界効果の利用が可能であることが確認できた。また、現在開発されている超伝導層の厚さは2~3 μm程度であるが、厚膜化による結晶の乱れの少ない薄いコート線材(1 μm程度)の方が、縦磁界効果が顕著になることが明らかとなった。
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