ATP-dependentなチオエステル化酵素を用いたN-アシルアミノ酸型界面活性剤の合成法開発
研究責任者 |
加藤 太一郎 兵庫県立大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | N-アシルアミノ酸は、シャンプーや化粧品に添加されている重要な界面活性剤である。本化合物の工業的合成では現在、酸クロリドとアミノ酸のショッテンバウマン反応が用いられているが、高価な酸クロリドの使用、食塩の副生、冷却や亜リン酸廃液の処理が必要等、課題が多い。本研究において申請者は、アシル-CoAシンセターゼ(ACS)を利用した脂肪酸とアミノ酸からのN-アシルアミノ酸の酵素的直接合成法を工業生産へ応用することを模索する研究を行った。具体的には反応条件最適化と機能性官能基を含む基質への許容性解析)という2つの課題を設定し検討を行った。
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