研究責任者 |
佐藤 裕之 宮崎大学, 農学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究の目標は、牛の中枢神経疾患におけるCT検査および脳脊髄液検査の有用性を評価し、病原体の検出および新規バイオマーカーの確立を目指すものであった。CT検査によって水頭症などの器質的病変(構造変化を伴う病変)については高精度に診断可能であった。脳脊髄液検査を利用した感染性疾患の診断では、ウイルス検出には至らなかったが、マイコプラズマ感染症の検出には有用性を見いだした。新規バイオマーカーの確立については、既存の測定装置の故障があり、本研究で導入した検出装置単独では使用が出来ず、十分な結果を残せなかった。今後は症例数の集積と、測定装置の変更による研究継続により、新規バイオマーカーの探索を進める。
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