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化学的安定性に優れる高導電性有機材料の高効率合成法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 今栄 一郎  広島大学, 大学院工学研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要3,4-エチレンジオキシチオフェン(EDOT)を部分的に含む各種オリゴチオフェンの合成に取り組んだ。その中で、EDOTを1個および2個含むチオフェン3量体を収率60%および68%で合成することに成功した。さらに、これらを用いてチオフェン6、9量体の合成も検討した結果、研究開始当時は十数%程度だった単離収率が、30%を超えるようになり合成効率の向上に成功した。また、溶解性を付与することを目的として、アルキル置換チオフェンも導入したEDOT含有オリゴチオフェン(チオフェン5量体)の合成に成功し、さらにこれを重合しオリゴマー化(チオフェン20量体)した高分子量体においても有機溶媒に対し0.04M以上という高い溶解性があることも確認した。また、高分子量体が期待通り10 S/cm という高い電気伝導性を有することも分かった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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