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蛋白質構造解析のための新規結晶化剤を用いた効率的な蛋白質結晶化法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 山口 宏  関西学院大学, 理工学部化学科, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要蛋白質の結晶構造解析のための高品質結晶を効率よく供給する簡便な手法を確立するための方法論開発を目指した。数種のモデル蛋白質を用いて試験し、効率的な試薬の組み合わせを探索した。その結果として、アミノ酸等の添加剤が非特異的な凝集を押さえる効果を用いて、蛋白質試料の沈澱剤として用いる塩やポリエチレングリコールなどが高濃度になるように設定した過飽和度の高い溶液条件で、凝集抑制能を持つ結晶化剤存在下で条件検索を行う事が効率的な結晶化条件検索法になり得るという可能性を得た。しかしながら、これらの新規結晶化法の作用機序の物理化学的な解明には至らず、今後引き続き研究を続け、最終的な条件決定へ繋げて行く必要が残された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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