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射出成形シミュレーション用高せん断樹脂粘度測定装置の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 田平 公孝  広島県立総合技術研究所, 西部工業技術センター, 副主任研究員
研究期間 (年度) 2011
概要研究概要は射出成形シミュレーションに必要な樹脂粘度を測定することであり、目標値としては大別して、射出時先端流動速度が10の4乗での樹脂粘度測定を可能にすること、および樹脂粘度測定全工程の時間短縮(現状約60時間を30時間程度に削減)の二つである。樹脂粘度測定装置の樹脂流動部分(以降:流路)を改良することにより、高速せん断領域での射出工程における樹脂の逆流を防止し粘度測定が可能となり、高速限界がせん断速度10の3乗から10の4乗後半へと高速側に領域を移行できた。これまでは汎用表計算ソフトを用いて測定データを測定回ごとにグラフ化し個々のグラフから圧力差など必要データを読み取っていたため粘度計算に時間を要していたが、測定データから必要データを換算する専用ソフトを開発したことにより、計算工程の所要時間を約30時間から5時間程度へと大幅に削減することができ、また加熱ヒータの制御回路を改良することにより粘度測定試験時間を1割程度短縮でき、結果として全工程の所要時間を約60時間から約30時間へと半減する事ができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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