研究責任者 |
中神 啓徳 大阪大学, その他の研究科, その他
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 生活習慣病に対するワクチン治療の確立を目指し、まずは精力的に研究が進んでいる高血圧のワクチン治療においてDNAワクチンの基盤技術を確立することを目的とする。高血圧モデル動物にアンジオテンシンIIを標的としたDNAワクチン治療を行い、アンジオテンシンIIに対する抗体価上昇と血圧の有意な低下を6か月間持続させることに成功した。そのときの血中アンジオテンシンIIは有意に低下していた。また、DNAワクチン治療後の高血圧モデル動物において、アンジオテンシンII自体が細胞障害性T細胞を活性化せず重篤な臓器障害も生じないことを確認した。本研究成果から、将来的なDNAワクチンの臨床応用の可能性が示された。
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