研究責任者 |
野口 真人 東北大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 糖鎖アレイ構築に向けた新規糖鎖固定化技術の開発を目的として、遊離糖鎖を固定化用官能基であるアジド基の導入とガラス表面への固定化の検討を行った。脱水縮合剤を新規設計することで、従来法では必須であった、生成物であるアジ化グリコシルのクロマトグラフィー精製を省略することに成功した。また、新規脱水縮合剤は、既存の脱水縮合剤に比べて安定性を向上させることができたため、使用量の低減にも成功した。合成したアジ化グリコシルを用いて、アルキンを修飾したマイクロプレートウェルへの糖の固定化を行い、レクチン結合アッセイを行った。その結果、特定の糖鎖に対応するレクチンの選択的な結合が見られた。
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