研究責任者 |
岡崎 勝一郎 香川大学, 農学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | キサンタンガムは、細菌から生産される多糖で、少量の添加で低温でも高い粘性を発揮するのでドレッシングなどの食品や化粧品に粘度を付与する目的で多用されているが、増粘作用以外の機能は知られていない。本探索研究開発では、マウスB-16メラノーマ培養細胞を用いてキサンタンガムの新規の機能性としてメラニン合成抑制作用を明らかにでき、キサンタンガムの美白化粧品素材として新たな展開が開けた。したがって、目標はほぼ達成されたが、その作用機序を関しては、チロシナーゼの酵素活性やチロシナーゼとその転写因子の転写レベルでの抑制ではなく、細胞内でのチロシナーゼタンパク質が量的に抑制されていた。今後、さらに詳細に作用機序を追求する必要性が残された。
|