研究責任者 |
宮崎 俊之 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 産業技術研究本部工業試験場, 研究主任
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 固体、液体、ゲルなど、様々な様態を持つ海由来食品・原料に対して、テラヘルツ領域での安定した計測手法を開発した。特に魚類にとって大きな品質評価対象となる魚油については、透過法の改良により高い繰り返し再現性を達成することができた。開発した計測法を用い、液体5種類、固体4種類、ゲル状物質2種類の計11種類の海由来食品・原料についてテラヘルツ領域におけるスペクトルデータを蓄積、機器使用者が利用可能とした。魚油については化学分析値と吸光度に大きな相関があることを見いだし、産業応用への展開も見越した水産物計測における有効性を見いだした。
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