ヒトの動揺感覚メカニズムに基づく車両乗員の動揺病低減装置
研究責任者 |
土居 俊一 香川大学, 工学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 我々は先行研究において神経生理学仮説に基づく動揺病(車酔い)数理モデルを提案している。またそのモデルと実車実験により、ドライバの頭部運動の動揺病低減効果を示した。そこで本研究では、動揺病低減効果および乗車快適性向上を目指し、ドライバに近い頭部運動を同乗者に誘発する動揺病低減装置を開発することを目的とした。エアバッグをシートに埋め込み横加速度に応じて大腿部に刺激を与える装置を試作し、本研究で検討したパック体積決定手法などを実装したプロトタイプを製作し、実車実験にてその効果を検証した。その結果頭部ロールを減少する効果があることを示唆する結果を得た。
|