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ナノカプセルを用いた乳酸菌由来機能性DNAの経口デリバリーシステムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 下里 剛士  信州大学, ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要本課題の目的は、機能性DNAの経口摂取によりその作用が維持されることを証明し、機能性DNAを新たな食品や飼料素材として提案することである。はじめに、ナノカプセルに包埋した乳酸菌由来免疫刺激性DNAカプセルを作成し、次に経口的にアレルギーモデルマウスへと70日間連続投与した。興味深いことに同DNAカプセルは、コントロールDNAカプセルと比較してアトピー性皮膚炎様のアレルギー症状を著しく悪化させたが、同DNAカプセルは体内へと安定的にデリバリーされることが明らかとなった。今後は、様々な疾病に応じて機能性DNAを選択し、カプセル化した上で、経口摂取することにより生体防御へと導くことができると考えられた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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