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光刺激の点滅を意識したときに生じる閉眼脳波の変化を用いて人の意思を計測するシステムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 西藤 聖二  山口大学, 大学院理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、周期閃光刺激に対する意識の制御により、閉眼状態の脳波(SSVEP)を用いて意思を表現するシステムの開発を目的とした。研究期間内では以下の目標を立て、特に[1]を重点に研究を行った。 [1]意思推定における(a) 検出精度の向上(90%以上)と(b) 検出時間の短縮(5秒以下) [2]意思表示システムの試作と有効性の検証 この結果、[1]では(a)刺激強度とセンサ位置の最適化により、被験者26名中25名で意識集中による意思の検出が可能であることを見出した。また、(b)については、用いる脳波のデータ長を5 sまで短縮できた。一方、[2]については、システムのソフトウェア部分に課題が残された。従って、達成度は全体として70%程度([1]が90~95%、[2]が40~45%程度)である。今後は特に2の課題の解決を図る。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-03-29  

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