高効率・低公害予混合圧縮自着火(HCCI)機関の研究開発
研究責任者 |
森吉 泰生 千葉大学, 工学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 高効率、低公害化を両立するHCCI機関の実用化に対する期待は高いが、従来技術ではHCCI燃焼を適用できる運転条件が極めて狭く、実用性に乏しい。申請者らは、新しいHCCI燃焼システムを提案し、実用運転領域のほぼ全域でHCCI燃焼を適用でき、NOx排出量を従来の1%以下に留めながら、熱効率を従来機関に対して30%程度向上できることを実験的に示した。本技術の実用化に向けて残る課題は、従来の火花点火燃焼への運転モードの切り替えを含む過渡運転時の着火制御である。本申請課題では、提案システムを用いたHCCI燃焼の着火制御技術、燃焼モードの切り変え手法を確立し、量産化開発に向けて、共同研究先の自動車会社に技術移転することを目標としている。最終的には、本実績をベースとして、革新的な技術を発信する次世代モビリティ技術の研究拠点の事業化を目指している。
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