寿命延伸化合物ラパマイシンを分子擬態するペプチド断片の大規模探索
研究責任者 |
河原崎 泰昌 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 寿命延伸因子として知られるラパマイシンを分子擬態(機能代替)し、FKBP12-TOR1間相互作用を惹起するオリゴペプチドを定量的酵母2ハイブリッドスクリーニング系により大規模スクリーニングした。最適ペプチド配列への到達を効率化(偽陽性配列の排除)する目的で、スクリーニング系を改善し、新たな3ハイブリッド系を構築した。2種の変異体提示法と2種類の配列ライブラリーを組合せてスクリーニング系を試み、いずれの場合もラパマイシンを擬態するクローン群を得た。しかしながら、これらの力価は弱く、更なる配列最適化が今後の課題となった。これと並行して、ペプチド発現生産系の構築を検討し、難生産性分泌蛋白質を高効率(数千倍)に生産しうる酵母発現系を確立できた。
|