循環器疾患の克服をめざした革新的な薬物送達基盤技術の開発
研究責任者 |
南野 哲男 大阪大学, 医学系研究科 循環器内科学, 講師
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 慢性心不全は予後不良の疾患であり、その克服のための画期的な医薬品の開発は画期的な医療技術となる。申請者らは、不全心臓において膜結合型へパリン結合性EGF様増殖因子(HB-EGF)発現が著明に増加することを見出し、抗HB-EGF抗体を結合させたリポソーム(HB-EGF結合リポソーム)による心筋細胞への遺伝子・薬剤送達システムを構築した(特出:PCT/JP2010/51515)。本研究では、施設内の地域産学官共同研究拠点のセルソーターを利用し、HB-EGF結合ベクターの心筋細胞への取り込みを定量的に評価し、取り込み効率を高めた膜透過型HB-EGF結合ベクターを創出した。
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