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α’マルテンサイト相を利用した航空機用Ti合金材の粉末鍛造加工成形法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松本 洋明  東北大学, 金属材料研究所, 助教
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、粉末冶金法(P/M法)による航空機用Ti合金(Ti-6Al-4Vを中心として)のα'相を利用した新組織制御とTiB2を用いたセラミックス強化 複合化技術による技術と素材の提案を行うことを目的とした。具体的には既存の航空機用Ti合金(Ti-6Al-4V合金)の特性(室温で強度:1000MPa以上、室温伸び:13%以上)以上を示す組織条件、加工条件の最適化を目指した。その結果、10vol.%のTiB2生成で、SPSと熱間加工(1000°C-高速変形)を最適に組み合わせることで、等軸(α+β)組織中にTiB2が微細に分散した組織が形成され、室温での強度が1100MPa以上、更には1000°Cの高温ではTiB2無添加材に比べて約1.5倍以上の高強度特性を示すことが明らかとなった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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