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被災地における障がい児者・高齢者のための「秘密基地」ユニットの開発ー安全で快適な避難を可能にするための環境づくりー

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 苅田 知則  愛媛大学, 教育学部, 准教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究では、障がい児者が安心・快適な避難生活を送ることができるように、簡易型個室空間とストレスを軽減させる装置を組み合わせた環境ユニット:「秘密基地ユニット」を開発しました。試作した環境ユニットでは、(1)閉鎖空間で、利用者のパーソナルスペースを保護する機能、(2)ノイズとなる視覚・聴覚情報を遮断し、S/N比を高める機能を実現しました。実証実験の結果、試作ユニットを利用した後、精神的ストレスの生理指標(唾液アミラーゼ活性量)が利用前の数値に比べて有意に低下したことから、「秘密基地ユニット」によって精神的負荷が軽減されたことが示唆されました。また、福祉現場での試用において、障がい児が好きな絵本・玩具等(快感情を促進する媒体)を持って自発的にユニットを利用する姿が観察されたことから、(3)過去の快エピソードを回顧できる機能についても、個々人のニーズにあわせて媒体の選定を行うことで対応可能と考えました。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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