研究責任者 |
鹿志毛 信広 福岡大学, 薬学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本申請の目標は、乳酸菌に含まれる抗炎症成分を特定し、炎症性腸疾患(IBD)の予防・治療薬への応用を目指すものである。本研究の結果、Caco-2細胞を用いた実験によって、乳酸菌のゲノムDNAが抗炎症作用を有することを明らかにした。さらに、治療薬として安価に高純度品を製造することのできる方法を提示することができた。また、IBDモデルマウスとして、デキストラン硫酸ナトリウム誘発性大腸炎マウスを作製した。今後は、本研究で示した乳酸菌ゲノムDNA由来の製剤が動物実験においても抗炎症作用を発揮し、IBDの予防・治療薬と成り得ることを確認する。
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