多能性幹細胞に由来する肝組織幹細胞の取得技術の開発
研究責任者 |
鈴木 淳史 九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 肝細胞移植や人工肝臓、肝機能を指標にした薬剤反応性試験では、共通の細胞材料として肝細胞が必要不可欠である。しかしながら、現時点では、機能を保持させたまま培養下で肝細胞を増殖させ、維持することはできない。これは、肝細胞の供給源として現在もっとも期待されている胚性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)から分化させた肝細胞においても同様であり、肝細胞を用いた新技術の開発の妨げになっている。そこで本研究では、ES/iPS細胞から肝臓の組織幹細胞(肝幹細胞)を分化させ、それらを均一な細胞集団として維持・保存する技術を開発し、ES/iPS細胞由来の肝幹細胞を肝細胞の供給源として利用するための基盤技術を構築する。
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