イオン液体-固体基板界面分析のための超高感度圧電プローブの開発
研究責任者 |
一井 崇 京都大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 近年、固-液界面の高分解能解析手法としての周波数変調原子間力顕微鏡 (FM-AFM) が着目されているが、新規機能性溶媒であるイオン液体は、その粘性の高さより、Siカンチレバーをフォースセンサとする既存のFM-AFMでは、固-液界面の高分解能解析は困難であった。本課題では、水晶振動子を用いた超高感度圧電プローブを開発し、それをフォースセンサとするFM-AFMによりイオン液体-固体基板界面の高分解能観察に取り組んだ。従来に比べノイズレベルを約4割低下させ、それにより、イオン液体中における原子分解能観察に成功した。この結果より、本課題で開発したセンサの有用性が確認された。
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