感染症診断およびガンのプロファイリングを簡易に行える核酸検出反応システムの開発
研究責任者 |
小宮 健 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助教
|
研究期間 (年度) |
2011
|
概要 | 本研究開発は、微量な短鎖の核酸でもシグナルを指数的に増幅する検出法に ついて、感度性能の向上と多様なサンプルの検出を実現し、miRNAによるガンの 早期診断や核酸検出による感染症診断の実用化を目指すものである。当初予想 しなかった37°Cでの検出を達成したことで、実用化の可能性が大きく高まっ た。検出感度について、目標とした10 fM濃度の核酸検出には至らなかったが、 感度性能を10~1000倍に向上させるとともに、反応システムの問題点を明らか にして設計を改良した。今後は実用化に向けて検出対象を選定し、企業等と連 携してさらなる検出所要時間の短縮と感度向上に向けた開発を実施していく。
|