来島海域での潮流発電を想定した高い効率の直立型水車の開発
研究責任者 |
中村 孝幸 愛媛大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 来島海域は、多くの島が存在することで狭窄部が形成され、強い潮流が発生することで有名である。本研究は、最初に上げ潮時と下げ潮時で流況が異なるなど複雑な流れが現れやすい来島海域を対象にして、潮流エネルギーを効率よく変換できる水車構造を明らかにした。具体的には、流れの方向による影響を受けにくい鉛直軸型水車を想定して、低流速に対しても稼働性の高いサボニウス水車を用いた。この際、エネルギー変換効率を高めることを目的として、鉛直軸水車の外周りに流向制御板を取り付けるなどの改良工法や、現地の島周りにおける複数の発電水車の設置を想定して効率的な水車の配置方法などを計算流体力学に基づく数値解析法と水理模型実験により明らかにした。
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