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熱ショック転写因子群によるタウ蛋白質凝集抑制機構の解明

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 林田 直樹  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師
研究期間 (年度) 2011
概要熱ショック転写因子 HSF1 および HSF2 がアルツハイマー病を含むタウオパチーを抑制する機構、変異型タウ蛋白質の凝集を抑制する分子機構の解明を目標として研究を実施した。まず、HSF1が神経細胞において変異型タウ蛋白質の凝集を抑制することを見出した。HSF2 についてはより深い解析を行い、変性蛋白質の分解に関与する可能性のある新たな標的遺伝子群の探索を行ったところ、32個の新規遺伝子群を得た。HSF2 は転写因子であるが、転写活性化機構は全く明らかになっていなかったため、その転写複合体の解析を行ったところ、HSF2の機能において非常に重要と考えられる、これまで未報告の構成因子を見出した。また、今後研究ツールとして有効となる、ヒトHSF2 を脳で高発現するトランスジェニックマウスの樹立に成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-25   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2023-01-10  

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