次世代がん治療への応用を指向したホウ素導入型ヌクレオチドライブラリーの開発
研究責任者 |
岡 夏央 岐阜大学, 工学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011
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概要 | 本研究は、ホウ素中性子捕捉療法による抗がん治療への応用を指向したホウ素導入型ヌクレオチドの化合物ライブラリーの構築を目指したものである。化合物ライブラリーの構築に必要な多種類のホウ素導入型ヌクレオチドを効率良く合成するため、本研究では、我々が開発したボラノホスホン酸型ヌクレオチドのP-H基の修飾法を種々検討し、この単一の出発物質からの多数の化合物の合成を試みた。検討の結果、クロスカップリング反応による炭素官能基の導入法や、化合物をがん細胞に効率良く運ぶ役割を果たすことが期待されるコレステロールやアミノ酸の導入法の開発に成功し、化合物ライブラリーの構築に必要な多種多様なホウ素導入型ヌクレオチドの合成法を確立した。
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