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微生物酵素とオキサゾリン誘導体を用いた糖鎖の効率的付加技術の開発と応用

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 山本 憲二  石川県立大学, 生物資源環境学部, 教授
研究期間 (年度) 2011
概要本研究者らは従来、糸状菌Mucor hiemalisのエンドグリコシダーゼ(Endo-M)が特異的に有する糖転移活性を活用してペプチドなどに糖鎖を付加することに成功している。しかし、本酵素は元来、加水分解酵素であり、糖転移活性によって生成した生産物も分解活性によって分解される。そこで、本研究では加水分解活性を抑制し、糖転移活性を促進する変異体酵素を取得するとともに反応中間体であるオキサゾリン誘導体を化学合成し、これを基質として効率的な糖転移反応を行うことにより糖鎖の付加を試みた。その結果、活性中心付近のアミノ酸を置換した変異酵素を用い、オキサゾリン誘導体糖鎖を基質として糖転移反応を行うことにより多量の糖転移生成物を得る技術を開発した。この技術を用いて生理活性糖ペプチドの多量合成に成功した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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