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乳癌に対する遺伝子免疫治療ベクターの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 河野 光雄  三重大学, 医学系研究科, 講師
研究期間 (年度) 2011
概要本研究においては、乳癌様モデルマウスに、腫瘍特異抗原(A遺伝子)と細胞性免疫誘導の強いアジュバント活性をもつ(B遺伝子)の2遺伝子を搭載した非増殖型PIV2ΔMベクターを経鼻投与することで、乳癌に対する新規治療・転移予防の経鼻噴霧型抗腫瘍ワクチンとしての技術移転をめざしたが、研究期間内にA遺伝子を搭載したベクターを作製できなかった。一方、B遺伝子のみを搭載したPIV2ΔMベクターの経鼻投与により、原発腫瘍部位に効果はなかったが、腫瘍の肺への転移を著しく抑制する結果を得た。今後、A遺伝子搭載ベクターを早急に作製し、2種のPIV2ベクター経鼻投与ならびに原発部位への皮下投与による相乗効果を検討し技術移転をめざしたい。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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